『運命』

みなさんこんにちは🎵 千色を奏でるピアニスト 藤谷奈穂美です😊

今日は「運命」についてちょっと書いてみたいと思います。

というのも、昨夜、イタリア人の友人ファミリーに夕食に招かれて、久々に日本人女性と知り合いになりました。

彼女もご主人(イタリア人)と招かれていたのです。

私より長くローマに住んでいて、「語学留学でローマへ来て、たまたま仕事が見つかってそのまま住んでいる」とのこと。ご主人は北海道が大好きとのことで、かなりマイナーな(日本人でもなかなか行かないような所!)町まで知っていたので驚きました😆

色々と話しをしていたら、彼ら曰く、「周りに何人も音楽留学して、その後イタリアに残って旅行代理店で働いている日本人を知っている」と言うのです。

それを聞いて、ちょっとさみしくなりました。音楽家として生きていけるだけの仕事が、ここにはほとんど無いということなのです。 音楽留学してまで、音楽の道で生きてはいかないその選択・・・・。

イタリアだったらクラシック音楽の発症の地だし、オペラだってあるし、音楽家は素晴らしい扱いを受けている〜🌟なんて思われがちですが、それは全くの間違いです。残念ながら、国からの予算もそれぞれの街の予算もどんどん削減されているのが事実です。

歴史的な劇場からバレリーナが全員解雇されたり、合唱が無くなったり、オーケストラにも危機がきていたり・・・。

歴史や文化を重んじない政治家によって、ありえないことが起こっているのです。

 

何が「運命」かって・・・・。 こんな状況の中でもピアノを弾き続けている「私」です。

私はイタリアで2つ目のディプロマの試験の時に、主人と出会いました。それが終わったら帰国する予定が、行き先をローマに変え、そのまま結婚、出産に至ったわけです。 あのとき、主人に会っていなかったら、私は日本でどうやって活動をしていたか・・・。ピアノを続けていただろうか。 色々考えてみても、やっぱり『運命』が私にそうさせているのかなと思っています。 主人と出会った運命、ピアニストになる運命、ピアニストでいる運命。

音楽を続けていくことって、本当にかなりの情熱が無いと無理です。それは一緒に生きて行くパートナーに理解してもらうことも非常に大事です。 「音楽家同士」というのはうまくいく確率が高いですが、そうではない場合は非常に難しいです・・・。 「どうぞ、好きなようにやっていいよ」と理解してくれる人であればうまく行きますが、「今日は日曜日なのに」とか「祝日は一緒に出かけたい」とか、「それだけ練習しているのに、仕事もたいして無いし稼ぐこともできないのか」なんて言われたらもう終わりです。

休みの日を返上してでも、お金にならなくても、それでもどうしてもやめられ無いのが「音楽」です。

私も主人にやりたいようにやってもらっているし、私も動きたいように動かせてもらっています。勿論、子供が生まれてからは私の行動範囲はかなり減っていますが、家族で話し合って大切なことは欠かさないようにしています。

こうやってやって行けることも、やっぱり『運命』がそうさせてくれているのではないかと思うんです。

 

小学校の卒業式で、『卒業式で将来やりたいことを言ってください』と担任の先生に言われました。

全員が父兄や下級生の前で、将来の夢を言うのです。

そのとき私は

『ピアニストになりたいです』と言いました。正直、小学生のときからそんな強い意志を持ってそう言ったわけでは無かったと思います。 そのとき母は

『あら間違ってる。 ピアノの先生でしょ?』と思ったそうです。我が家に音楽家は一人もいません。母親だってまさか自分の娘がピアニストになんてなれる訳ないと、普通に感じたのだと思います。

でも私は、卒業文集にも『ピアニストになりたい』と書いています。

 

毎日ママ業に追われていたり、体調を崩したり移動や演奏活動で疲れが溜まると、「専業主婦でもいい・・・」と思う事も本当はあるんです。

でも結局、ピアノに向かっている自分がいます。

 

私は若くして大きな国際コンクールに入賞したピアニストでもなければ、天才的な技術を持つピアニストでもありません。

でも、毎回の演奏で、私の演奏を聞いて涙を流している人を見ると、やっぱりとても嬉しいし、もっと沢山の人に感動を与えていきたいって思うんです。

何千人の大きなホールじゃなくってもいい。小さな会場でも、私の演奏を聴きたいと思って足を運んでくれる方に、心を込めて演奏するんです。

こんな「ピアニスト」も世の中にはいるのです。

 

だから、疲れても苦しくても、時にはママだけやりたいと思っても。

私はずーーーっと『ピアニスト』であり続けます。

少しでも多くの人に、感動を与えられるように・・・。 これが私の『運命』です❤️

これからも精進して参ります。

 

 

 

ciao ciao ❤️

 

 

 

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