クラシック音楽だけを使った大きな挑戦!

皆さんこんにちは🎵 千色を奏でるピアニスト 藤谷奈穂美です。

昨日に引き続き、「北見国際芸術祭2019」に関しての投稿です。

スーパーウーマンこと永田美穂(アイキャッチ写真の白塗り。メイク後です、勿論 笑)

芸術監督を務める彼女のこの芸術祭に対しての深い想いと、構成から本番までの苦労等がまとめられています。

是非読んで頂きたく、こちらにシェアします♫ 今年のプログラムも写真せ載せますね。

ciao ciao ❤️

こちらはプログラムです。全く退屈のしない素晴らしい選曲でした!

 

 

 

【そして、振り返ってみて】

皆さまお元気ですか?
芸術祭ではご来場頂き、またワークショップに参加いただいた方、誠にありがとうございました。

本来なら一人一人のお客様にお礼の言葉をお伝えしたいところですが、こちらにて失礼致します。

今年の芸術祭は時間をかけゆっくり準備をいたしました。テーマ「道化師」を決定する時期と、キャスティングはほぼ同時期に始まり、日程調整が昨年の丁度今頃でした。
それからポスター&フライヤーの撮影のためのモデル選びから衣装メイクのイメージ決定。

そこからは
猛スピードで衣装を仕上げ、撮影いたしました。

昨年の芸術祭終了からわずか1カ月弱、兎に角猛スピードで行われた撮影。

その後、年末までゆっくり時間をかけて選曲、構成の作成に取り掛かり始め、今年の2月にようやく選曲が決定。プログラムが決まれば後は、構成を整えていくだけなのですが。

まあ、大変!!

毎年時間をかけるのが、
恐らくこの構成を考えている時間だと思います。
大体のイメージは出来上がってはいるものの、
それが果たして可能なのかどうか。
物理的にどうなのか。
無駄な時間ができてしまわないかどうか
流れがよく動けるのだろうか

そんなことを考えること約数か月。

正直、この作業は頭から血が出てくるかと思う瞬間です。

所詮、イメージは頭の中。そして机上の紙切れに書かれたものは所詮塗り絵状態。

それを、キャストのみんなで立体的に仕上げていかなければならないのです。
これって楽譜に似てるなぁと、いつも思うんですよね。
楽譜は紙に書かれた膨大な量の音符達があるだけ。そこには音楽があるわけではなく、
その音符を奏でた時にようやく
解き放たれる。
まあそれと同じです。

それでも、これも毎年毎回、どんなイベントでも起こるのですが
めちゃくちゃ不安なのですよ。
それでも毎年、実力派のキャストに助けられて
輪郭が出てきて、絵が立体的になっていく瞬間。

これ、めっちゃ快感!!

そう!それがやって欲しかったの!!
とガッツポーズなわけです笑笑

そうしてようやく出来上がった作品は、新しい命を感じ成長していき、試行錯誤の繰り返しで仕上がった「道化師」は昨年の「pray」に比べて、受け入れられやすいものになったのではと思います。

前の投稿でもお知らせしたかと思いますが、今年の舞台はチャレンジしたかったことがありました。

一つはオールクラシックという楽曲
一つは舞台を小さくする

今まで、クラシックというジャンルに対して、もしかしたら受け入れるのは難しいのではないかと、あえてジャズを入れてみたりポップスを絡めたりしましたが、私は今回の舞台に可能性を見つけたかったのです。

クラシックだって本当は楽しいのよ!

って。それを如何に説得できるか。
クラシックだけ特別に最上級に難しいジャンルと認識されやすく、とても残念にいつも思うので、もしかしたらやり方によっては変化をもたらすことができるのかもしれない。
そう、考えたわけです。

もう一つの舞台を小さくする。
これは常に感じてる舞台上でのデッドスペースの無駄をなくし、照明の幅を広げる作業。
更に奥行きが生まれることで舞台が平面から立体的に変化するのではないか?と思い始めてから、ホールのスタッフさん、照明さんと相談した結果、白幕を垂らそう!しかも長くて大きの4枚ね!
と、なったわけです。
全てがポジティブかと言われると、そうではない部分もありますが、それでも、あのステージで決められた空間&設備の中、今までにない舞台作りができたのではないかと思います。

全体を通してみたときに
やはりクラシックというジャンルは無限の可能性があるということが証明されたのではないかと、終演後のお客様の笑顔を見て確信いたしました。

もちろん、視覚効果は必要不可欠で、衣装、ヘアメイク、大道具、小道具、照明があってこその説得力なのです。
仮に、同じプログラムを普通の洋装でヘアメイクも特別なものではなく、照明もなく、やったとしても同じ効果は得られないのはいうまでもありません。

私達の目指す舞台は総合芸術なのです。

だからこそ、常に精進していかなければないらない舞台に立つ側の義務を忘れては決していけなのです。

それは、芸術祭のテーマ

夢を諦めない

と、いうことに繋がるのです。
夢があるから努力する。
努力するから夢が実現し、更に発展していく。

そんな事を提供する我々が有言実行する事によって、もしかしたら芸術に携わる事がネガティブな視点からポジティブな視点に変化するかもしれないと、心から願いたいのです。

諦めないで努力し続ける

これが芸に携わらない方々を説得する唯一の方法なのではないかと今はそう信じております。
芸術がある事によって人生に豊かな心をもつ余裕ができる。そう信じて、北見国際芸術祭は活動を続けていきたいと思っております。

お客様、スポンサーの皆様、そして心より芸術祭を支えてくださる皆さま、スタッフを代表してここに改めて御礼を申し上げます。

ありがとうございました!!

芸術監督 永田美穂

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